【OPPO Reno10Pro 5G】定価80,640円ながら、発売初日から一括4,980円の投げ売り。そのハリボテ価格のスマホの実力やいかに。

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前作のReno 9Aがそのまた前作のReno7Aをほぼ焼き直し(ほぼ名前と外観を変えただけ)だけで、且つ値段は約1万円程度値上げと、格安スマホ界隈に裏切りの一手ともいえる特急呪物を解き放った同社だったが、どうやら今回は前回の失態を払拭しようという心意気は見て取れる。

それでは早速定価80,640円の実力を見ていこう。

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サイズと重量
縦 約163mm
横 約75mm
厚さ 約7.9mm
重量 約185g

メモリ&ストレージ

メモリ 8GB RAM (LPDDR4x @ 2133MHz 2×16bit)
※最大16GB相当まで拡張可能
ストレージ 256GB ROM (UFS2.2 @ 2Lanes HS-Gear3)

ディスプレイ

サイズ約6.7インチ
解像度FHD+ (2412×1080)
リフレッシュレート最大120Hz 可変(120Hz/90Hz/60Hz)
タッチサンプリングレート最大240Hz
色域
アクティブモード: 100% DCI-P3
ソフトモード: 100% sRGB
色彩深度
10億7000万色 (10ビット)
ピクセル密度
394PPI
輝度
デフォルト設定時の通常輝度: 500nit (典型値)
日光下での最大輝度: 800nit
HDR写真やHDR10+コンテンツを表示する最大輝度: 950nit

パネルタイプ
10億色高精細有機EL

カメラ
アウトカメラ
[広角]約5000万画素(F値:1.8)、AF対応、OIS対応
[望遠]約3200万画素(F値:2.0)、AF対応、光学2倍ズーム対応
[超広角]約800万画素(F値:2.2)、画角112°
デジタル20倍ズーム対応
インカメラ
約3200万画素 (F値:2.4)、AF対応
撮影モード
アウトカメラ: 写真、動画、夜景、PRO、パノラマ、ポートレート、タイムラプス、スローモーション、
テキストスキャナー、アウト/イン同時動画撮影、超高解像度、ステッカー、Google Lens
インカメラ: 写真、ビデオ、パノラマ、ポートレート、夜景、タイムラプス、ステッカー、アウト/イン同時動画撮影

ビデオ
アウトカメラ
アウトカメラ: 4K@30fps、1080P@60fps/30fps,720P@60fps/30fps
ビデオ手ブレ補正:電子式手ブレ補正+光学式手ブレ補正対応、1080P@60fps/30fps
光学式手ブレ補正対応、1080P@60fps
ズーム撮影: 4K@30fps, 1080P@60fps/30fps、720P@60fps/30fps
スローモーション撮影: 1080P@120fps/480fps、720P@240fps/960fps
タイムラプス撮影: 1080P@30fps
アウト/イン同時動画撮影: 1080P@30fps

インカメラ
最大1080P/720P@30fps、デフォルトは1080P@30fps (レタッチ効果はデフォルトでオン)
ビデオ手ブレ補正: 1080P/720P@30fps
※インカメラはスローモーションには対応していません。

CPU&GPU
CPU
Qualcomm Snapdragon™ 778G 5G

GPU
Adreno™ GPU 642L

バッテリ
公称値:4600mAh/17.98Wh
定格値:4460mAh/17.43Wh

急速充電
80W SUPERVOOCTMフラッシュチャージ

生体認証
ディスプレイ指紋認証
顔認証

センサー
地磁気センサー
近接センサー
光センサー
加速度センサー
ジャイロセンサー
重力センサー
ステップカウント機能対応

SIMカードタイプ

SIMタイプ: nanoSIM+eSIM
SIMカードスロット: デュアルSIMスロットSIM1(nanoSIM)+SIM2(nanoSIM)

周波数帯域

2G GSM : 850/900/1800/1900MHz
3G WCDMA : Band 1/2/4/5/6/8/19
4G TD LTE : Band 38/41/42
4G FDD LTE : Band 1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/26/28
5G : n3/n28/n77/n78

Wi-Fi®: IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax
テザリング対応

Bluetooth®バージョン
Ver 5.2

Bluetooth®オーディオコーデック

SBC, AAC, aptx, aptx-HD, LDAC, LHDC

USB Type-C

イヤホンジャック
USB Type-C

NFC対応

おサイフケータイ®対応

OS

ColorOS 13 based on Android™13

位置情報
GNSS
GPS、BeiDou、GLONASS、GALILEO、QZSS 

以上が大まかなこのOPPO Reno10Pro 5Gのスペックなのだが、ここには載っていないが、8万円を超える最早格安とは言えない端末価格の割に、実はスピーカーがモノラル出力であり、デュアルスピーカーに対応していないのは一部の購入検討者をがっかりさせた事だろう。
昨今、仕事や学校から帰宅して一番最初に何をするのかといえば、YouTubeやTikTokを観るないし流し見している人も多いと思うが、スマホを正面に置いたときに右か左かの片方からしか音声が聞こえないスマホというのは昨今の時代にそぐわないと言っても過言ではないだろう。また、置くだけ充電にも対応していない為、無線充電派からの支持を得るのも難しく思う。

しかしながら、今回のReno10Pro 5Gにはある程度の進化が見られるのもまた事実。
現にスマホの挙動のほぼ全てをつかさどるCPUに関しては、ここ最近スマホ業界全体が何かの呪いにかかっていたかのように無限に使われていたSnapdragon 695(性能スコア35~40万点、もちろん前作の9Aもその前作の7Aもこれ)から脱却しSnapdragon 778G(性能スコア60万点前後)へのグレードアップも果たし、またストレージからの拡張ではあるが16GBのメモリに対応したのもポイントが高い。重箱の隅をつつくような話だがSnapdragon 778Gは2021年に発表されたCPUなので少し違和感は残るが上記の性能であれば文句は無いだろう。
また、主張の強いカメラユニットにはハイエンドクラスの機種にも使われているSONY製IMX890が搭載されており、カメラの画質は概ね優秀であろう。

さらに、写真を見て頂ければわかる通り、カメラユニットを含め外観はとてもゴージャスなデザインになっており、カメラ周りのデザインに抵抗が無ければ持つ人の所有感を十分に満たしてくれるだろう。
そして、昨今の急速充電の波に乗り遅れる事無く80wのスーパーチャージを実現し、およそ28分で満充電まで充電できるとのことである。

ここ最近なかなか選択肢の少ないレイヤーのスマホではあるが、競合する製品としてはGoogle Pixel 7aというところだろうか?

しかしながら、定価80,640円のOPPO Reno10Pro 5Gが定価69,300円のGoogle Pixel 7aに勝てる要素はほぼ画面サイズと画面のリフレッシュレート、急速充電のみであり、それ以外はすべてにおいて劣っているといっても過言ではない。

通信キャリアはいまだに一括1円で超絶低スペック機種ををばらまき続けているが、それと比べれば一括4,980円という値段であれば十分に検討材料となるこの機種だが、果たしてどのような販売戦略を見せるのか楽しみである。

ちなみに筆者の使っているWi-Fi専用YouTube垂れ流し機種はOPPO Reno7Aである…

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